「Shopらん/店舗matic」ユーザー会2023を開催しました

2023年11月8日に「Shopらん/店舗matic」のユーザー会を開催しました。今年は4年ぶりに完全リアル形式で開催し、約60名の方にご参加いただきました!

今回は、4社のユーザーさまに「Shopらん/店舗matic」の活用事例についてご講演いただいたほか、グループに分かれて各社の取り組みについてディスカッションを実施しました。ご講演いただいた内容やディスカッションの様子をご紹介します!

「Shopらん/店舗matic」ユーザー会2023

ユーザー講演1
「Shopらんの活用を広げるための体制づくりと目標設定」講演者:日本調剤株式会社さま(約700店舗)

プロジェクト体制を組み着実に活用拡大

「Shopらん/店舗matic」ユーザー会2023

当社は、2021年9月に「Shopらん」を導入し、まずは店舗運営に直接関わる部署に限定してスモールスタートという形で利用を開始しました。

その後、約1年かけて少しずつ拡大し、最終的には全社展開しています。プロジェクトを進めていくにあたり、導入時に2021~2023の年度目標を設定。
また、プロジェクト内で機能ごとにチームを編成し、それぞれ担当の機能を構築していくという体制をとりました。


社内浸透には苦労も多かったですが、丁寧な説明を続けることで「Shopらん」を受け入れてくれるユーザーが増えていきました。

そのほか、店舗が見やすい「お知らせ」を発信するために、ほかユーザーの事例を参考に「お知らせ」発信の運用ルールを設定しました。その結果、現在は「お知らせ」閲覧率、作業実施率、回答率がすべて高い水準で安定しています。


今後は「業務アプリ」を活用して、店舗間の横方向での情報共有を強化することが当社の目標です。

ユーザー講演2
「店舗matic・売場ノートを活用した業務改善の取り組み」 講演者:株式会社ユナイテッドアローズさま(約200店舗)

売場ノートアプリを活用した売場画像報告

当社では、「店舗matic」導入前は、カメラで写真を撮影後、データをパソコンにダウンロードしメールで報告していました。店舗はPCに取り込む手間が発生し、本部は報告の進捗がわかりにくいといった課題があり、それらを解決するために「売場ノートアプリ」を導入しました。現在は、週次のレイアウト報告で「売場ノート機能」を、プロモーション時のウィンドウ報告など不定期な報告で「フォトレポート機能」を利用しています。

■売場ノートアプリのいいところ

  • 差戻し機能でコメントを付けて修正指示ができる
  • 店舗スタッフがリアルタイムに他店の画像を参照することができる
  • シンプルでわかりやすい操作性

■導入効果

  • 店舗スタッフの写真報告作業にかかる時間が5分→1分に短縮
  • 売場作成の精度が向上
  • 本部スタッフの報告状況確認にかかる工数削減

客注(※)業務で「業務アプリ」を利用


客注が発生した際、「店舗matic」導入前は、他店に電話で在庫を確認して取り寄せ依頼をおこなっていました。

現在は「業務アプリ」を活用し、在庫確保依頼を登録しています。店舗では毎日18時に自店への客注依頼を確認し、対応可否について「業務アプリ」上で返答します。「業務アプリ」では、出荷可否の回答が一覧で確認できるためわかりやすいです。

※客注:お客さまの商品取り寄せ

客中問合せ一覧画面

■導入効果

  • 電話対応時間を大幅削減
  • どの店舗がどれくらいの依頼を受けているか明瞭になり、データ分析に活用できる

現状も、まだ一部メールで運用している業務が残っているので、今後はすべて「業務アプリ」に統一していきたいと考えています。

ユーザー講演3
「売場ノートの活用術と業務の効率化に向けて~SMでの写真報告の重要性~」 講演者:某スーパーマーケットさま(約60店舗)

売場画像の報告に「フォトレポート機能」を活用

当社では、コロナ禍や本部人員の減少により臨店頻度が下がったなかで、売場の状況を把握する手段として「売場ノートアプリ」を導入しました。

■導入効果

  • 店舗に指示した作業の未実施を防ぐことができ、特に季節ものの商品などで売り逃しが少なくなった
  • 臨店をしなくても売場確認ができるようになった
  • 時間帯ごとの売場状況を報告してもらうことで、現状の問題を把握しやすくなった

今後は、「売場ノート機能」を活用して店舗間の事例共有を強化していく予定です。

スーパーマーケット業界では競合との差別化を図るにあたり、より正確かつスピーディーにPDCAを運用するため、「売場ノートアプリ」を活用した売場画像報告が不可欠であると当社は考えています。

ユーザー講演4
「Shopらんへの情報集約と編集局の取り組みについて」講演者:株式会社GENDA GiGO Entertainmentさま(約250店舗)

「お知らせ」を統制するためにShopらん編集局を設置

alt「Shopらん/店舗matic」ユーザー会2023

当社では2014年に「Shopらん」を導入。しかし、導入当初は「お知らせ」の発信量が多く、「なにを言いたいかわからない」お知らせが散見されるといった課題がありました。

そこで、各部門で登録された「お知らせ」を発信する前にチェックする機関(=ゲートキーパー)として、部門横断の「Shopらん編集局」を設置しました。

■編集局の取り組み

  • 毎月:次月発信内容のカレンダー化
  • 毎週:週2回の編集会議で発信タイミングと発信量をコントロール
  • 毎日:担当者が発信前の「お知らせ」を確認し、タイトルや本文を添削

上記の取り組みの結果、「お知らせ」の発信量が3割削減。また、書きぶりも統一されたことで、店舗が「お知らせ」を確認する際の負担を減らすことができました。

さらに、事前に「お知らせ」の発信スケジュールがわかっているため、店舗のシフトを組みやすくなったという効果もありました。

グループディスカッション

事前アンケートで回答いただいたテーマについて、グループに分かれてディスカッションを実施しました。
ディスカッション内で共有されたお客さまの取り組みを少しだけご紹介します!


1. 利用定着や社内浸透の取り組み

  • 店舗がわかりやすい「お知らせ」を配信するために、発信ルールを整備
  • 「お知らせ」発信者向けに、定期的に勉強会を開催
  • 「業務アプリ」を使って社内からの改善要望を吸い上げ、一つひとつ対応

2. 業務改善サイクルの回し方

  • 「お知らせ」の閲覧率などを集計し、定期的に振り返りを実施
  • 「お知らせ」の発信前にゲートキーパーが内容を確認し、調整が必要な「お知らせ」は差し戻して書き直しを依頼
  • 「フレッシュマニュアル機能」を活用し、マニュアルに対する店舗からのフィードバックをもらって改善

3. 店舗をフォローする体制・ルール

  • SV1人あたりの担当店舗が多く臨店に時間を割けないため、「フォトレポート機能」で売場を確認
  • 未回答店舗へのリマインドは「未回答店舗への再送」機能を活用
  • (某スーパーさま)店舗ごとではなく部門ごとにSVを置いている

4. 社内デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組み

  • 店舗に行かなくても教育ができる状態にするためeラーニングシステムを導入
  • 人手不足が一番の課題なので、セルフレジ、キャッシュレスレジ、有人/セルフを切り替えられるレジなどの施策をおこないいろいろと手を打っている
  • セルフレジを夏休みや冬休み前に導入したところ、子どもが率先してやりたがり定着が進んだ
「Shopらん/店舗matic」ユーザー会2023
「Shopらん/店舗matic」ユーザー会2023
「Shopらん/店舗matic」ユーザー会2023

ドリーム・アーツ講演

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ドリーム・アーツの開発メンバーからは、「Shopらん/店舗matic」の最新情報をご紹介。今期の開発テーマ、「売場ノートアプリ」の直近のリリース内容、今後の開発予定についてお話ししました。

懇親会

食事とお飲み物を用意し、お客さま同士での交流を楽しんでいただきました。業種問わず意見交換をし、お話が弾んでいました!また、毎年恒例のガラポン抽選会も実施し、豪華景品をめぐって大盛り上がりでした。

「Shopらん/店舗matic」ユーザー会2022
「Shopらん/店舗matic」ユーザー会2022
「Shopらん/店舗matic」ユーザー会2022

開催後のアンケートでは、さまざまなご意見をいただきました。

参加者アンケート

  • 機能の活用方法などについて他社さまと情報共有をすることができました。
  • テーブル毎でのディスカッションでほか企業さまの活用事例が具体的に聞けたことは非常に良かった。もっと時間が欲しかった。
  • 業種は違えど気付きや悩むポイントは似通っている点が多く、リアルで話すことでアイデアが湧いてきたり、逆にアドバイスできることもあったりして大変良い機会になった。
  • ほかの企業がぶつかった自社と同じような悩みに対して、どう解決しているか情報共有できて良かった。
  • 他社さまの事例を聞くことができ、自社課題解決の参考になった。
  • 長期ユーザー向けの機能紹介やユーザーさまの公演があればより参考になったと思う。

どの意見も真摯に受け止め今後さらなる改善に努めてまいります。ご参加いただいたユーザーの皆さまありがとうございました!


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