こんにちは、堀井です。先月から引き続き、本部⇔店舗間の『情報共有』の“理想形”というテーマでお送りしてまいります。 第1回「本部からの発信」では、情報の受け手側である「店舗」の作業徹底度をあげるためのポイントについてお話ししました。 大切なのは、本部からの【通達(案内)】を[①わかり易い内容]で[②件数を少なくする]こと。
コツは[a.関連する情報はまとめ]、 [b.タイミングに配慮する]ことです。 今回は、これを実現するために重要となる「本部内での共有」について、前回の内容をおさらいしながらお話ししていきます。
月曜~日曜の一週間をマネジメントサイクルとしているチェーンストアを想定して、以下のポイントについてもお話ししました。
実際に、本部からの【通達(案内)】を「まとめて」「タイミングを考慮」して発信するためには、発信情報のコントロールが必要であり、本部部署間の情報共有/連携がカギとなります。
ここで今回の本題「本部内での共有」に入っていきましょう。
まずは、事務局となって本部からの発信をコントロールする『情報発信担当』が必要になります。
主な役割は下記の通りです。「わかり易い内容」を「必要なタイミング」で「件数を少なく」発信するために、 【通達(案内)】の内容を把握し、部署間の調整を図ることがミッションとなります。
⇒「情報発信会議」の運営
具体的な体制としては、チェーンの組織や規模、発信件数のボリュームなどにもよりますが、メンバーは2~3名で、 以下2点を考慮した人選が重要です。
となると、店舗を管轄する「営業部」関係メンバーが最適です。
情報発信会議とは、発信を予定している各部署担当者に集合してもらい、 『情報発信担当』がリードしながら、 該当週の【通達(案内)】内容確認や、発信件数/時期の調整を行う会議です。
チェーン本部の情報発信タイミングや頻度にもよりますが、マネジメントサイクルが週単位であれば基本的には毎週定例で開催します。
毎週火曜日の情報発信会議で、発信の内容を検討/確認を行います。
例えば、C週に発信する内容は以下のようにA~B週の情報発信会議で検討/確認を行い、C週で発信された後店鋪で確認され、 D週で店鋪が実施するという流れです。
⇒ この流れを繰り返して、本部からの【通達(案内)】をコントロールします。
「店舗にうまく情報が伝わらず、徹底ができていない」という課題は、いろいろなところで耳にします。 これは、仕組み(システム)だけの問題ではありません。
本部からの【通達(案内)】を店舗で確実に実施/徹底してもらうためには、発信情報のコントロールが重要であり、 今回お話ししたような体制やルールの確立が必要となります。
必要なのは発信情報のコントロール。 その実現のカギとなる『本部内の情報共有』“2つのコツ”は…
来月は「(3)SVの役割」についてお話しします。
お楽しみに!
店舗への発信は、早すぎず、遅すぎず。 忘れないうちに実施でき、計画・準備が間に合うタイミングがベスト。