株式会社ドリーム・アーツ(東京都渋谷区、代表取締役社長:山本孝昭、以下 ドリーム・アーツ)は、流通・小売業の多店舗チェーン運営を支援するクラウドサービス「Shopらん®(ショップラン)」の最新バージョン(春バージョン)を発表いたします。
今回の最新バージョンにより、本部と店舗間の情報伝達と共有に関して、安全性と効率を大幅に向上させることができます。大規模チェーンにおいては、新たに開発された「アカウント世代管理」機能を利用することで、これまで以上に柔軟かつ効率的に組織変更へ対応できるようになりました。またスマートフォンやタブレット端末の活用範囲を拡大・強化し、規模や業態を問わず、多様な多店舗事業の改革基盤として大幅に進化しました。
なお、最新バージョンは本日2018年3月22日から提供を開始します。
今回開発した「アカウント世代管理」機能により、運用負荷の軽減はもちろん、本部と店舗間の情報伝達が大幅に向上し、かつ安全に業務を運用することが可能になります。 「Shopらん」は、店舗に情報を発信するなど、さまざまな役割を持つ本部スタッフのほか、店舗に勤務する複数のスタッフのアカウントを組織情報として保持しています。
これまでは組織改編があると、改編日前日の夜など限られた時間で所属情報をメンテナンスする必要があり、改編後に設定の抜け漏れが見つかるといったトラブルが発生していました。設定の抜け漏れは、現場の混乱を招き運用負荷が高くなるだけでなく、本部から店舗に正しい情報が届かず、施策実施のタイミング遅延により商機を逃すリスクもあります。特に大規模なチェーンストア企業は複雑な組織情報を保持しているため、大きなリスクを抱えていることになります。
最新バージョンでは、新組織とそれぞれの所属に紐付いたアカウント情報を、あらかじめ「次のアカウント世代」として準備しておくことが可能です。改編期日にあわせて、現在のアカウント設定を「次のアカウント世代」に自動的に切り替えられるので、新組織の設定をミスなく余裕を持って進めることができます。これにより、アカウントメンテナンスの継続的な運用負荷を軽減し、本部からの指示徹底を強化、店舗オペレーションの質とスピードの向上につながります。
また、「Shopらん」ではAPI※を公開しており、基幹システムのアカウント情報を、「Shopらん」の新組織情報に連携させて管理することで、さらなる業務効率化も実現できます。
※API(Application Programming Interface)…アプリケーション開発をする際にすでにあるソフトウェア機能を再利用するための入り口。APIの活用によりシステム開発を簡素化することが可能。
新バージョンには、より安全・安心な店舗運営のため、秘匿性の高い情報伝達のやりとりを可能にする機能も追加しました。 これまで、店舗スタッフの申請内容は、同一店舗の店長やスタッフも閲覧可能だったため、人事情報や個人情報を扱うことはできませんでした。
そのため、秘匿性の高い情報のやりとりは、別のシステムやメールを利用する場合が多く、システムの使い分けや管理が煩雑になり、店舗の業務効率を低下させる要因になっていました。
最新バージョンでは、秘匿性の高い情報のやりとりも「Shopらん」で対応できるようになりました。店長を含めてだれにも見られることなく、店舗スタッフ個人から本部に対する申請やレポート登録を実施できるようになるので、本部宛ての連絡を「Shopらん」に一本化でき、店舗の業務効率化だけでなく、システム管理負荷の低減、コスト削減にもつながります。
さらに今回の新バージョンでは、本部と店舗の働き方改革を推進するため、モバイル端末の対応範囲を大幅に拡大、場所に縛られないワークスタイルを支援します。
「Shopらん」では、店舗から本部への申請業務やレポートの登録業務に「業務アプリ」を提供しています。「業務アプリ」は、クレームの報告や研修報告、エリアマネージャーの臨店レポートなど、お客さまの用途にあわせてさまざまな使い方ができます。
最新バージョンでは、モバイル専用画面で利用できる「業務アプリ」の領域を拡張し、モバイルのシンプルな画面構成で、申請業務やレポート登録を行えるようになりました。エリアマネージャーは外出先からスマートフォンで確認や登録を、店舗スタッフは売り場からタブレットで申請・報告がそれぞれできるので、業務効率が格段に上がります。
「Shopらん」の最新バージョンは、本日3月22日より提供を開始します。 月額サービス利用料はオープン価格で、店舗数(フランチャイズ法人含む)によって異なります。詳しくはお問い合わせください。