オーナーシップを身につけて業務への責任感を強くする方法

こんにちは。Shopらんチームの上野谷です。店舗業務は、個々のスタッフがオーナーシップを持って取り組むことでチーム力が強化されます。
しかしオーナーシップは簡単に身に付くものではありません。この記事では言葉の意味や、オーナーシップを身に付けるメリット、オーナーシップを持つ人材を育成する方法を解説します。

オーナーシップとは

オーナーシップとは、個人が当事者意識を持ち、自発的に行動する働き方のことを言います。ビジネスにおいてそれぞれが抱えている課題やタスクは違います。しかし上司から言われたことや指示をこなすだけではなく、主体的に考えて自らが行動を起こせるのがオーナーシップを持っているスタッフです。

似たような言葉にリーダーシップがあります。これは、スタッフの個性や得手不得手を理解し、チームや組織を上手にまとめて全体を牽引する大事な役割です。リーダーシップは業務が円滑に進むようにマネジメントする要素が中心です。いっぽうでオーナーシップは、一人一人が自分自身と向き合い、能動的に仕事に携わるセルフマネジメントの要素が大きいといえます。

仕事に対する責任感が強く、自ら考えて行動するスタッフを育成することは、次世代のリーダーを育てることにも繋がるでしょう。

オーナーシップを持つ人材を育てるメリットとは

当事者意識を持って自発的に仕事に取り組む人材は、どのような働き方をするようになるのでしょうか。ここでは、オーナーシップを持つスタッフの働き方、企業に与える具体的なメリットについて具体的に掘り下げていきます。

能動的に仕事を行うようになる

自分が今できることを自ら探してく姿勢を持てるようになります。オーナーシップを持つスタッフは、上司から言われたことをやるだけではなく、率先して行動し、仕事に能動的に取り組みます。
プロジェクトを成功に導くためにはどうすればいいのか?そのために、自分は何をすればいいのか?自分は会社にどのような形で貢献できるのか?これらを常に考え、主体性を持って取り組むので、会社や商品・サービスへの愛着度も向上するでしょう。

オーナーシップを持つスタッフのそういった行動力や考え方が、他のメンバーにも伝染していけば、チーム全体のモチベーション向上も期待できます。そのようなスタッフが何人もいれば、日々の仕事はより効率的になり、生産性も上がるためスピード感のある職場になります。結果として、組織全体のレベルが大きく向上するでしょう。

スタッフが組織内の自分の役割を把握するようになる

オーナーシップを持つスタッフは、組織全体において、自分の役割を把握できるようになります。自主的に考え行動するということは、何でも自分1人で解決するということではありません。役割を全うするために、必要であれば他者を頼ることもあるでしょう。
例えばプロジェクトを進める上で何かわからないことがあれば、上司に素直に質問します。また、目標を達成するためにはどうすればよいのか、チームメンバーとの相談や話し合いも積極的に行います。コミュニケーションが増えることで、チームワーク向上にも繋がりやすいでしょう。

自分1人で難題に取り組むのではなく、責任を果たすためにチームで連携しようとするのがオーナーシップを持ったスタッフの特徴です。また、チームプロジェクトの最終結果について自分自身も責任感を持つという意識を常に持ち合わせています。
このような姿勢を持つスタッフは愛社精神も強いため、長く会社に働いてくれます。会社全体から見れば、そういったスタッフを増やすことで生産性の向上や離職率の低下にも繋がります。そのため、オーナーシップを習得したスタッフを育てることは企業にとって大きなメリットでしょう。

スタッフのオーナーシップを養う方法

オーナーシップを身につけたスタッフが増えることは、組織の成長につながります。それでは、そのようなスタッフを養うためにはどうすればいいのでしょうか。

部下に権限を与える

オーナーシップを身に付けるということは、仕事に対する責任感を持つことです。その責任感を持たせるためには、部下に権限を与えるというのが効果的な方法です。権限を与えることにより、「自分でやらないと。自分がやらなくては。」というマインドセットに切り替わります。上司が全てを管理している環境下では、どうしても言われたことをこなすだけになってしまいがちです。プロジェクトに対して責任を持って主体的に取り組みづらく、部下は受動的になってしまうかもしれません。
しかし権限がスタッフ自身にあれば、自ら考え、積極的に動こうとするでしょう。その結果、与えられたミッションをクリアすれば、大きな自信を得ることができます。自由に仕事を行う楽しさや難しいことに挑戦して達成する喜びを体験し、次のミッションに向けてのモチベーション向上にも繋がるでしょう。

オーナーシップの知識を身につける場を用意する

オーナーシップの知識を身につける「場」を用意することも効果的です。オーナーシップという言葉自体は知っていても、深く理解はしていないというスタッフもいるでしょう。また、どのように身につけたらよいのか、具体的な事例を学習したり、自分や会社にどのようなメリットがあるのかなど、スタッフ全員が同じようによく理解したりする機会も必要です。研修や講習会などを開催し、修得する機会を設けましょう。
また、部下が実践するための環境を整えることも重要です。部下に権限を与える機会を増やすだけでなく、わからないことや壁に当たった時、質問や相談ができるよう風通しの良い環境作りも大事です。

まとめ

スタッフそれぞれが責任感を持ち、能動的に行動するようになるオーナーシップを持てば、会社の活性化や業務の効率化、生産性の向上につながります。企業をさらに成長させるためにも、オーナーシップの育成を実践していきましょう。

お気軽にご相談ください

製品デモやユーザー事例などの詳しいご紹介など、ご対応可能です