こんにちは!Shopらんチームの上野谷です。
先日、日本経済新聞社様主催のイベント、「リテールテックJAPAN」に参加してきました。
今回は、リテールテックJAPAN初のオンラインでの開催でした!当日のプログラムは下記です。
ピーシーフェーズ様からは、withコロナ時代における従業員の学習環境について、SmartHR様からは人事関連業務の電子化による業務効率化についてのお話がありました。講演のうち、カスミ様の基調講演とストライプインターナショナル様の特別講演を2回に分けてお届けしていきます。今回は、カスミ様の講演についてご紹介します!
Shopらんの講演についてご興味がある方は、ぜひ下記より資料をダウンロードください!190店舗以上あるスーパーマーケット「カスミ」の代表取締役社長の山本様の講演です。
「カスミ」では完全無人店舗(オフィスマ)やモバイルPOS(スキャンアンドゴー)、ネットスーパー(オンラインデリバリー)などデジタルをうまく活用し、お客さまとの情報端末の繋がりを重視する取り組みをされています。
まず、カスミ様の現状認識についてお話がありました。
昨今、環境の変化が予想より早く進んでおり、新しいビジネスモデルの探索と移行のスピードを上げる必要がある。
「スーパーマーケット」というと、かつては「一か所で食料品がそろう便利な場所」であったが、昨今の外部要因(人口減や購入先多様化など)や内部要因(差別化不足、商品価値の伝達不足など)により、「売上至上主義」から「生活者中心主義」に転換を図り、新しい提供価値をつくっていく必要がある。
そしてそれをサポートするDX(デジタルトランスフォーメション)が重要。
これまでは、「優れたオペレーションと絶対的低コスト」のためにデジタルを活用していたが、今、顧客が求めているものは商品のプライスだけではない。
これからは、「顧客体験の向上」のために、デジタルを活用していく必要がある。
「包括的な顧客理解と総合的な利便性」を中心に取り組んできたが、今後は、「顧客体験の強化」のためにどういったチャネルを開けるかがデジタルのテーマになる。
カスミ様は現在、カメラを使った画像認識によってレジの簡略化や商品読み取りについても実験中のようです。また、OMOビジネスへの転換に向けて、リアル店舗の専門性を重視しながらそれにECをつなげていくことで総合化させていくことが重要だと考えられているそうです。
今までもさまざまな新しいサービスを発表しているカスミ様ですが、今後も注目していきたいですね。楽しみです。
カスミ様の講演紹介は以上になります。いかがでしたでしょうか?DXに注力されているカスミ様の基調な講演を聴くことができ、とても勉強になりました。また、DX化は世の中の変化に対応し続ける必要があるので、コロナウイルスが落ち着いても重要になるということを改めて感じました。
次回は、ストライプインターナショナル様の特別講演の内容を一部ご紹介します。お楽しみに!