こんにちは!Shopらんチームの上野谷です。
先日、日本経済新聞社様主催のイベント、「リテールテックJAPAN」に参加してきました。
今回は、リテールテックJAPAN初のオンラインでの開催でした!当日のプログラムは下記です。
ピーシーフェーズ様からは、withコロナ時代における従業員の学習環境について、SmartHR様からは人事関連業務の電子化による業務効率化についてのお話でした。講演のうち、カスミ様の基調講演とストライプインターナショナル様の特別講演を2回にわたりお届けしています。
第2回となる今回は、ストライプインターナショナル様の講演のご紹介をします!(第1回カスミ様についての記事はこちらから)
今回ご紹介するのは、多くのアパレルブランドなどを取り扱うストライプインターナショナル様の講演です。企業のデジタルトランスフォーメーション領域を担う榎本様から、これまでの経験を元に、顧客満足度、従業員満足度につながるDXについてお話がありました。
ストライプインターナショナル様では、店舗、ECサイト、アプリからの情報を一か所のカスタマーデータプラットフォーム(売上や商品情報、アクセスログなど)に集め、それをオーディエンスデータと合わせることで自社だけでは分からない情報もデータとしてためているそうです。
そうしたデータを活用することで下記3点が実現します。
このようなデータ活用、AI技術により顧客に最適化した商品を届けることができます。そしてそれを元に顧客が商品を購入し、また新たなデータが発生する、というサイクルになっているそうです。
このうち、在庫フォローについて、「事業部門」に要件をヒアリングし、「システム部門」にデータ連携の相談をしたところ、下記のような課題が生じたそうです。
その後も事業部門に課題をヒアリングし、それを元にシステム部門にデータ収集依頼をしてシステムを開発していくサイクルを作った結果、事業部門から要望が出やすくなり、システム部門にも相談をしやすくなりました。その流れが、新しい課題解決につながっているそうです。
このように、EX(従業員体験)を向上させることは間接的にCX(顧客体験)向上につながったそうです。つまり、EXとCXは強い結びつきがあるといえますね。
ストライプインターナショナル様では今後、システム化により削減された業務時間で従業員が何をしているかのトラッキングや、状況把握だけではなく評価との紐づけをできるようにしていきたいとのことです。このような業務効率化の積み重ねがよりよい接客につながっていきます。ストライプインターナショナル様は従業員も顧客として考え、まずは従業員に満足してもらえるような会社づくりを目指されているそうです。
身近なところから始め、その結果顧客満足度向上につなげていくという考え方は素敵だと思いました。
セミナーの内容紹介は以上になります。いかがでしたでしょうか?企業のDX化には経営者やシステム部門だけではなく、さまざまな方が関わっているということを学びました。
この記事をご覧いただいている皆様の会社はどのような状況でしょうか?これを機に、DX化について一緒に考えていきませんか?