こんにちは!プロモーショングループの伊藤です。
先日、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社様、吉積情報株式会社様と株式会社ネクスウェイ様共催で、『Google Cloudと考える!チェーンストアのこれからの働き方とコミュニケーション』セミナーを開催しました。
チェーンストアを運営される企業には、本部、店舗、本部と店舗をつなぐエリアマネージャーやスーパーバイザーといった立場の方がいらっしゃると思います。昨今の急速な環境の変化によって、それぞれの立場の働き方や情報共有、コミュニケーションの取り方について課題を持たれている企業も多いのではないでしょうか?
本セミナーでは、 業務コミュニケーションのデジタル化をサポートする「Google Workspace」と本部–店舗間コミュニケーションの効率化を支援し、「Google Workspace」とも連携可能な「Shopらん/店舗matic 」について、解説しています。セミナーの内容を少しだけ紹介いたします!
企業の働き方が大きく変化している昨今、ビジネスのスピードを上げ、DX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進するためには本社、支社、フロントラインワーカー(※1)というようなそれぞれの役割間の繋がりが、より一層重要になってきます。グーグル・クラウド・ジャパン合同会社の鈴木様より、「新しい働き方におけるGoogle Workspaceを活用したコミュニケーション」についてお話しいただきました。
※1 フロントラインワーカー
:固定席を持たずに働く現場の従業員、世界中に約27億人が該当
サービスやサポートを提供したり、商品を販売したりすることで、お客様や一般の方々と直接やり取りすることを主な業務としている人たち。また、製品の製造と流通に直接携わっている社員も含まれます。
例
フロントラインワーカーの8割が、デジタルの恩恵を受けられていないと感じているそうです。 また、7割がテクノロジーによってより仕事の効率化できると感じています。
経済産業省のデータによると、企業がDXを実現できていない場合、2025年~2030年の間国内で最大12兆円の損失の可能性があるとしています。まさに今デジタル化を進めていくべき状況にあるといえます。
下記のようなことが考えられます。
上記のボトルネックは、Google Workspaceを使って解決できます。Google Workspaceはフロントラインワーカーと本部スタッフがコミュニケーションを取るためのツールを備えています。
1対1のチャットや、複数人でのチャットが可能です。 チャット内でテレビ会議URLも簡単に共有できるため、会話の途中で「TV会議で話しましょう」というコミュニケーションをとることができます。 PC、スマートフォンどちらでも使用することが可能なので、デバイスによってコミュニケーションが切れることがありません。
ビジネス版SNSのようなもので、写真を付けたり、ハッシュタグをつけたりして情報共有をすることが可能です。「コミュニティ」というものを作ることができ、特定の店舗の従業員のみ閲覧可能に設定するなど、閲覧できる人物や発信する人を限定することも可能です。 ハッシュタグで検索することも可能です。従業員同士の繋がりも作りやすく、何より楽しんで仕事をおこなえるような工夫があります。
クラウド上のストレージで、社内のメンバーでデータを共有することが可能です。ドライブ内を検索することも可能なので、ファイルのタイトル名などで検索していただくことで素早く資料を見つけることができます。 マイクロソフト系のツールとの互換性も向上しており、ドライブ上にあるエクセルデータを開き、編集することなども可能になっています。
ドキュメント(文書作成ソフト)や、スプレッドシート(表計算ソフト)を、複数人で同時に編集することが可能です。それぞれのソフトでAIが業務のアシストをしてくれるので、資料作成時間の削減にもつながります。
フロントラインワーカーにとって、現場で高いパフォーマンスをおこなうことが重要です。 そのためには、ツールは操作が簡単である必要があります。 「Google Workspace」では、1つのアプリからメール、チャット、TV会議などを確認することができ、効率的に情報を確認することが可能です。 「Google Workspace」の導入により、素早いコミュニケーションや、現場発信のコミュニケーションが可能になり、全社的な改善につながっているお客さまの事例も複数ご紹介いただきました。
現場従業員向けのツールで、Gmailやカレンダーなど複数の機能を使用可能です。1ユーザーあたりの使用可能ストレージは2GBと小さいものの、その分予算を大幅に削減することが可能です。資料を閲覧するだけであればストレージは不要なため、本部からの通達を受けることが多いフロントラインワーカーに最適なツールとなっています。
Google Workspace Frontlineエディションでは、 BYOD(私用端末の業務利用)でも、安全に利用することが可能です。 Android Enterpriseでは、業務とプライベートを仮想的に分離し、業務用のデータがプライベートの端末にダウンロードできないようになっています。
BYOD活用の魅力に関しては過去の記事で紹介しているのでこ是非ご覧ください。
→海外の小売業界で急増する「BYOD」の魅力とは
ここからは、Google Cloudパートナー企業の吉積情報株式会社赤羽様より「Google Workspace活用のための理想的な導入手法」についてお話しいただきました。
新しいサービスを導入する際には、最初にしっかりと認識をしてもらい、理解、適応、浸透という段階を踏んでいくことが重要だそうです。 また、長期的に変革を成功させるための4ステップがあります。
こちらのポイントを押さえることで全社的な変革を成功させることができるそうです。 特に、社内に開放するまでのExcite、Enableのステップのフェーズにおいてチェンジマネジメントを行うことが、導入において非常に重要です。
チェンジマネジメントにおいて、下記ステップが必要だそうです。
①サービスを理解してもらう
②巻き込むべき人を巻き込む
③トレーニングなどを行い社内に伝達する
吉積情報様では、そのステップを次のような形でサポートしています。
テクニカルな部分のご説明から、社内の決裁権がある方へのご説明、社内向けのトレーニングまで全て吉積情報様がサポートしております。
→導入サポートの詳細はこちらドリーム・アーツからは「多店舗運営の「実行力」向上と「現場の声」活性化を両立させるベストプラクティス」について、株式会社ネクスウェイ様からはShopらん/店舗maticの導入事例についてお話しさせていただきました。
※ネクスウェイ社はパートナーとして、「Shopらん」を「店舗matic」というブランド名で提供していらっしゃいます。
店舗数が増加することにより、働き方、コミュニケーションにおいて、次のような課題が発生します。
「このように、多店舗運営の課題の多くは、コミュニケーションにあります。 こういった課題を解決するために、部分最適のバラバラなツールを使っていても、混乱を招く可能性があります。
ではどうやって解決すれば良いのか? 具体的な解決のためのアプローチを含めてセミナー内でご紹介しています。(詳しくは下記で案内する講演資料をご覧ください!)
「Google Workspace」と「Shopらん」は標準機能として連携できるため、全体最適を目指した活用が可能です。 「Shopらん」は店舗-本部間のコミュニケーションに特化しているのに対し、「Google Workspace」は業務の汎用的な部分をカバーしているため、次のように使い分けていただけます。
セミナー内では、「Google Workspace」と連携した際の詳しい活用方法についても紹介しております。 そちらの内容やShopらん導入の事例を含め、本セッションの講演資料をダウンロードいただけますので、是非下記よりご覧ください!
株式会社BAKEさまでは、実際にGoogleとShopらんの連携を活用してツールの分断という課題を解消しています。こちらの詳細を記載している事例集も無料でダウンロードが可能です。是非チェックしてみてください!
急成長のBAKE、「Shopらん」をすべての店舗業務の入り口にいかがだったでしょうか?働き方改革やコロナ禍でのコミュニケーションのデジタル化が求められる昨今、急速な変化によって混乱を招いていたり、フロントラインワーカーの現場での時間を奪ってしまったりしのいるかもしれません。今回ご紹介した各ソリューションを活用することで、社員がより現場でパフォーマンスを発揮できる働き方を目指してみませんか?
セミナー内容