スーパーの店内に○○が!進化を続ける海外の小売店

Hello there!
“Shopらんチーム認定”海外調査員のMayukoです。

今回スタートするのは、海外の小売/サービス事情について紹介する「#海外のお店レポ」シリーズ。
ビジネスの形もお客さまのニーズも違う海外の小売/サービス業界に飛び出して、おもしろい情報を発信していきます。
(物理的に飛び出す余裕はないのでもちろん出張先はwwwです)

さて、さっそくですが…
第1弾のテーマは「出店場所」。

…と聞いてもピンとこないかもしれないですね。

日本で考えると、路面店なのか、デパートや百貨店、ショッピングモールなど「館」に入った店舗なのか、というところでしょうか。もしくは商圏とか立地のような戦略的な面を想像する人もいるかもしれません。

スーパーの店舗内に〇〇?!

今回のテーマを決めるきっかけとなったのは、「Basin」という石けんやバスボムを扱うブランドを取りあげた記事です。

この記事で紹介されていたのは、「Basin」のユニークなお店づくりでした。店舗内に商品を試せる手洗い器が設置されていて、期待以上のインタラクティブな体験がリピーターを呼んでいるポイントなのだとか。日本に展開しているLush(英)やJohn Master Organic(米)も、気になった石けんの香りや質感をその場で試せる体験型のお店づくりをしていますよね。

Basin_Hands-on selling

出典
Stores: Hands-on selling

初めて聞いたという人も多いと思いますが、「Basin」はアメリカ国内しか出店していないブランドで、路面店は4店舗しかありません。
4店舗のなかの1店舗はフロリダのディズニーワールド内にあり、ディズニーのテーマでデザインされた商品もあるとか…気になる…

路面店が4店舗しかないと聞くと、ただの小規模なブランドと思われるかもしれません。でもこの「Basin」、実は路面店以外に「Hy-Vee」というアメリカ中西部の地域密着型スーパーマーケットの店内に180ヵ所以上も出店しているのです。

スーパーの店内にある石けんブランドのお店って…なかなか日本では出会わないですよね。アメリカのスーパーはおもしろいなぁと思ったところで思い出したことがありました。

北米のスーパー(一部)って…

実は学生時代に1年ほどカナダの田舎町に留学していたのですが、たった1年間でも日本との違いに驚くことが山ほどありました。

スーパーに絞って思い返してみると…

shopping cart
↑写真はフリー素材ですが…カートこんな感じでした

お店の規模だったり、
(移動が億劫になる広大な平面駐車場に、倉庫並みに縦にも横にも広い売場、商品棚もカートも商品もなにもかもが大きい)

レジのシステムだったり、
(ベルトコンベアの台に商品を載せて店員さんがバーコードを読み取っていくので、ちゃんとマークしておかないと前後の人のものと混ざることも)

すごく気さくに話しかけてくれる店員さんだったり、
(個人差あり)

…いろいろ日本とは違うなぁと。

そして、なによりその便利さが印象的だった大型スーパー。

食品や日用消耗品はもちろん、電子機器や服飾雑貨、医薬品、書籍、おもちゃなど、日本のデパート並みに幅広いカテゴリの商品が揃っているのです。
商品棚のセクションで分かれているというよりは、店舗の中心にスーパーがあって、売場の外縁エリアにほかの小売店が売場を作っている感じ。そこに行けば大体の買い物は済ませられます。

「Store-within-a-store」への注目

これは「store-within-a-store/shop-in-shop」という小売のビジネスモデルで、意味は文字通り「店舗の中の店舗」。

ある小売店の売場の一部を使って、ほかのブランドや個店が独立した価格設定やキャンペーンなどを実施し商売するスタイルのことです。このスタイル自体は、デパートメントストアやショッピングモールなど日本でも馴染みがあるはず。

興味深いのは、このモデルがここ数年小売業界で注目されていることです。

Basin in Hy Vee

出典
RetailWire: Will store-within-a-store concepts make Hy-Vee’s more attractive destinations?

近年、オンラインショッピングの普及でリアル店舗の危機とも言われていますが、その危機感から今いろいろな新しい小売ビジネスが生まれています。

「store-within-a-store」が小売業界で注目されているのもそれと同じ文脈。デパートやモールに限らず、スーパーや家電量販店などにもこのモデルを取り入れる企業が増えているそうです。

店舗を増やしたいブランドは路面店を出すよりも経費がかからないし、集客や売上の面では双方に利益があります。1ヵ所で買い物が済ませられる便利さはお客さまにも喜ばれるはず。

日本でも、最近カフェが併設された書店が増えてきているように、そのトレンドは見え始めていると思います。
アメリカやカナダのような超大型店舗を日本につくるのは難しいと思いますが、新しいお店の形がほかにもいろいろ出てきたら日々の買い物も楽しくなりそうですね♪

参考
ERPLY: Store-within-a-Store: The Next Stage of In-Person Retail

では、おもしろそうな情報があったらまたお届けしますね。
See you around:)

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