宿泊だけじゃない!海外デザインホテルの今

Hello there!
“Shopらんチーム認定”海外調査員のMayukoです。

海外の小売/サービス事情について紹介する「#海外のお店レポ」シリーズ第2弾。
今回のテーマは、「ホテルのスタイル」です。

「前回スーパーの話をしたと思ったら今度はホテル?」…そうです。その時どきで私が気になったテーマを、ランダムに取りあげていきますよ☆

みなさんは「ホテル」と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?

制服でビシッと決めたホテルマンが並ぶフロントや、おしゃれなレストランでの食事…
ビジネスホテルか高級ホテルか、それとも思い出に残っている特別なホテルでしょうか。

今回このテーマを選んだのは、先日参加したセミナーでおもしろい話を聞いたのが発端でした。

海外のデザインホテルの今

HCJ(エイチシージェイ)という展示会をご存じですか?
HCJは、ホスピタリティ業とフードサービス業に関するさまざまな商品やサービス、テクノロジーが集うイベントで、今年は2019年2月19日〜22日に東京ビッグサイトで開催されました。

そこで開かれたセミナーのなかに「海外デザインホテルの新潮流」というものがあり、おもしろそうだったので行ってきました。

講演者は、ホテルや商業施設などのデザインを多く手がけるthe range designの代表取締役 寳田 陵氏。
寳田氏は過去200以上ものデザインホテルに滞在し、新しいホテルがオープンするとスケッチしに行くのだそうです。今回のセミナーからも検索して見つけた対談記事からも、ホテルへの愛と熱意が伝わってきました。

セミナーでは、まずホテルデザインのトレンドの変遷を説明。その後、最近の潮流が窺える海外デザインホテルの事例が紹介されました。
昔の面影を残しつつ工場や倉庫を改装したホテルや、「日本」をテーマに外国人デザイナーが手がけたホテル、セーヌ川に浮かぶ水上ホテル……それぞれ個性豊かなデザイン/コンセプトを持っていて、見ているだけでワクワクしてくるホテルばかり。

そしてこれらの事例からわかったのは、単なる「宿泊施設」以上のものを提供するデザインホテルが増えているということです。

1 Hotel Brooklyn Bridge_ロビー

出典
Bedford + Bowery: This Rooftop Bar Has Crazy Views Of Brooklyn Bridge Park’s Trippy New Whirlpool

たとえば、ブルックリンの「1 Hotel Brooklyn Bridge」は、施設全体にオーガニックなデザインが施されていて、ラウンジは宿泊客以外も集う社交場になっているとか。スリランカの「Jetwing Colombo Seven」は、ビジネスユースも想定されたデザインになっているものの、屋上のインフィニティプールやルーフバーといったレジャー面も充実していて、仕事も遊びも両立できる施設になっているとか。

「宿泊」以上に、ほかの旅行者や地元の人々との「交流」や現地での「体験」といったものを求める旅行者が増え、ホテルのあり方も変わってきているようです。

ホテル業界に訪れる変化

このセミナーに触発されて、ホテル業界のトレンドについて自分でも調べてみました。

ここ数年でECによるプレッシャーを感じた小売企業が新しいサービスを生み出しているように、民泊サービスの普及や旅行者ニーズの変化といった影響で、今ホテル業界にも新しい価値の創出が求められています。

その代表例のひとつが「ライフスタイルホテル」。ブティックホテルのようなデザイン性を持ちつつ、客室の外での体験などを付加価値として提供するホテルのことです。寳田氏のセミナーでも、最近のホテルの特徴的なスタイルとして紹介されました。

the ned in london ラウンジ

出典
EPR Architects: The Ned City of London

これまで日本でホテルに求められてきたのは、主に利便性や格式、良質なサービスといったところだと思います。

一方で欧米の旅行者は、ホテルにもデザイン性や「宿泊」以上の付加価値を求める人が多いそうです。
日本の旅行者でも「交流」や「コミュニティ」を求める人は、やはりホテルではなく民泊やゲストハウスに集まる印象がありますよね。

とはいえ、実は近年、日本にも「ライフスタイルホテル」は増え始めています。
調べてみて初めて知ったのですが、「宿泊」という体験をより楽しめるようデザインされたホテルは国内でも注目され始めているのだとか。

日本のホテル業における課題について、寳田氏は「宿泊施設以外のサードプレイスとしての成熟」を挙げ、日本にも「ホテルコミュニティ」ができるような「ライフスタイルホテル」が増えることへの期待もコメントされていました。

旅行に行くときは、せっかくだし「その場そのとき」の交流や体験を大事にしたいですよね。

私も、カナダのゲストハウスで出会った人と飲んだり遊びに行ったり、楽しく過ごした思い出があります。そういった出会いや体験を求めて、今度は「ライフスタイルホテル」に泊まってみるのもいいかもと思いました。

囚われた…

ちなみに、そのとき出会ったのはドイツ人の女の子2人組。ものすごく背が高くて、一緒に写真を撮ったら「とらわれた〇〇人」みたいな仕上がりになりました…

日本にも、海外からの旅行者にまた訪れたいと思ってもらえるような、新しい体験や交流が生まれる場が増えるといいですね。

参考
TRAVEL WEEKLY: What exactly is a lifestyle hotel?
BAMBOO MEDIA: 対談企画 Laurent Vernhes氏 × 寶田陵氏

では、おもしろそうな情報があったらまたお届けします。
See you around:)

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