こんにちは!Shopらんチームのマイコ(@MaikoH_39)です!
先日、株式会社ジャストプランニングと飲食チェーンの「『3ヵ月以内の離職者ゼロ』を実現!新人フォローロジックと重要タスクを管理する方法とは?」セミナーを開催しました。
飲食店の離職防止には、きめ細かな店長とスタッフのコミュニケーションが大切。しかし、人手不足という状況が、店長とスタッフの心のこもったコミュニケーションをとる時間をも奪っており、負のスパイラルに陥っています。
この課題の解決するために必要な考え方とは…?
今回は、大好評いただいたセミナーの一部をお届けします。
深刻な人手不足に悩まされている飲食チェーン業界の方必見の内容です!
株式会社リーガル・リテラシーでは、「労務AI」というソリューションを提供しています。「労務AI」は20万人を超える勤務データ解析を通じて「3ヵ月以内の離職者ゼロ」を実現してきました。
本講演では、「3ヵ月以内の離職者ゼロ」のノウハウをお伝えし、最後に少しだけ、ジャストプランニングの「まかせてネット 勤務管理」に蓄積する勤務実績を労務AIとシームレスに融合させたソリューション「まかせて労務EX」を簡単にご紹介します。
大前提として、労務とは「労務とは、指揮命令する権利を買い、対価として給料を支払う」ということです。
このとき、指揮命令とは、「会社の意を受けた上司が部下に行動や作業を命じること」を指します。店舗内での仕事内容やそれにまつわるルールもこれにあたります。
しかし、会社の規模拡大とともに、チェーンストア内における本部/SV/店長/社員/アルバイト間の、地理的距離/役職的距離/契約的距離は変わってきます。
そうすると、本部が店長や店舗スタッフに課すルールの目的が理解されず、ルールが守られないといった問題が発生してしまいます。
ルールをただ守らせるだけではなく、ルールを守る側である社員やアルバイトに、なぜそのルールが存在するのか、その根本にある「会社のしてほしい仕事」を明確にしておくことが重要です。
そして、それが実施できれば見合った給与を払います。実施できれなければ教育し、できるようになったら同じように見合った給与を払います。
つまり、指揮命令がきちんとなされれば、評価も教育も同時にできるようになる、というわけです。
長時間労働だから人が辞めるのか、人が辞めるから長時間労働になるのか…いろいろなところで議論されていますが、正解は「人が辞めてしまう → 長時間労働になる」の順番です。
実際の店舗の例を見てみましょう。
このグラフからは以下のことが読み取れます。
つまり、人が辞めなければ、だれかが長時間労働することはなくなるわけです。
長時間労働がなくなれば辞める原因のひとつも潰せますし、できる人たちで営業をおこなうので人時生産性も向上。最終的には「儲け」につながるのです。
アルバイトを辞めさせないためには、「不安を取り除くこと」が重要です。
「マズローの5段階欲求」でも示されているように、不安を取り除き、安心感を与えることが定着への第一歩となります。
しかし、目の前にある不安を取り除けば問題解決とは言えません。アルバイトの「不安」は入社してから3回変わると言われます。
たとえば、入社してすぐのアルバイトに対しては、「安心・安全の欲求」を満たすことが重要です。
段階を読み誤って、入ったばかりのアルバイトに対して、「承認欲求」でやりがいを向上させようとして悪手となってしまうケースは多く見られます。
入ったばかりのアルバイトであれば、放置しない・初日にはちゃんと店長が迎える・名札は用意しておく・名前を覚えておく・自己紹介する…など新しい仲間を受け入れる環境を整備し、雑な対応をしないことが大切です。
そして、その後は4週目・8週目と続いていきますが、それぞれのフェーズにおいてアルバイトが不安に思うことや「嫌だなぁ」と思うことは変わっていきます。
それぞれアルバイトがどのように感じているかは、「質より量の面談」をおこない、正しく観察していく必要があります。
不安な新人に対して、安心感を与えるためのコミュニケーション術。それは、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを使い分けることです。
アルバイトも、仕事に慣れてくると不安はあまり感じなくなってきますが、今度は「やりがい」や、それによる「楽しさ」を求めるようになります。
それぞれの不安やマンネリ化を防ぎ、楽しく仕事を続けてもらうためには、モチベーションを向上させる必要があります。
そのための「やる気スイッチ」がどこにあるかを把握するため、店長はアルバイトをつぶさに観察しながら、質より量の面談をしていかなくてはなりません。
しかし、アルバイトのモチベーションも十人十色です。
アイデア指向、スペシャリスト指向、サバイバル指向など…なにがモチベーターになるのか、間違ったフォローの仕方をしてしまうと、モチベーション低下につながってしまいます。
それぞれのアルバイトに対して、どのように声をかけていくかは店長の観察力にかかっていると言えます。
とはいえ、店長はアルバイトのフォローアップ以外にも膨大な仕事を抱えており余裕がないのも事実です。
店長の能力や経験任せの労務管理では、アルバイトのフォローアップもままならなくなってしまうでしょう。
「まかせて労務EX」は、ジャストプランニングが提供する「まかせてネット 勤怠管理」に蓄積される勤怠実績を労務AIとシームレスに融合させたソリューションです。
「労務AI」が持つ20万人を超える勤務データの解析を元に、店長の労務管理タスクをサポートします。
たとえば、店舗での雇用契約におけるタスク実行の支援と必要書類の電子化。店長の経験と勘に頼ることなく、入社面接から入社後のフォロー面談まで、店長が実施すべき重要タスクとその内容を自動的に明確化する機能が備わっています。
店舗内の人事において「この人と働きたい」とアルバイトに感じてもらうことはとても重要です。
「まかせて労務EX」は、一般的な労務管理ツールにはない、アルバイトとの向き合い方のサポートまでしてくれます。
しかし、「まかせて労務EX」からアルバイトとの面談設定のタスクなどを知らされても、実際に店長が実行できなければ意味がありません。
そういった店長/店舗のタスク実行状況を可視化し、さらに確実に遂行させるには、このあと紹介する「Shopらん」が最適です。
「まかせて労務EX」と「Shopらん」を活用して、労務管理を質高く抜けもれなく実行していくことで、3ヵ月以内の離職者ゼロを実現していきましょう。
チェーンストアでは、本部から店舗に向けた指示・通達や、店舗から本部への回答・報告や申請業務、店舗間の事例共有など、拠点を跨いだコミュニケーションが日々発生します。
こうした本部–店舗間のコミュニケーションは、店舗が増えれば増えるほど課題になりやすく、本部・店舗ともに負担となって本来業務を圧迫してしまいます。
以前「Shopらん」が独自でおこなった店長向けのアンケートでは、「自分の店舗で十分にタスクを遂行できている」と回答した方はわずか34%でした。
こうした状況が生まれる主な原因として、以下の2点が考えられます。
チェーンストアでは、メールや電話、チャットツール、掲示板などさまざまなコミュニケーション手段が混在していることも珍しくありません。
しかしその状況では、だれから、なにを、どういう手段で伝えられたのか、情報整理も大変。結果、情報分断に陥ってしまいます。
タスクの整理も、本部から指示が出されるタイミングと、店舗で実施するタイミングは異なるため、「今日やらなければいけないタスク」の把握も、こうした環境では難しくなります。
さらに、本部への報告・申請や本部からの指示確認などの業務が属人化し、店長に大きな負担がかかっている、というお悩みをよく伺います。
そのなかで、せっかく採用した新人アルバイトに辞められないために重要な、密なコミュニケーションを取るのは難しいでしょう。
アルバイトを適切にフォローするための面談のタイミングも、店長は逃してしまう可能性も高くなります。
そこで、本部とのコミュニケーションを「Shopらん」に集約することで、業務の属人化を解消し、店長の負担を軽減。さらに「まかせて労務EX」と連携させることで、アルバイトの適切なフォローを確実に実行できる環境を実現できます。
本部–店舗間コミュニケーションの整流化が、アルバイトの定着につながるソリューションについて、より詳しく知りたい方はどうぞお気軽にご相談ください。
「Shopらん」についてもっと詳しく知りたい方は、毎月開催しているミニセミナーや、来月開催の「次世代 EC&店舗EXPO」にもぜひご参加ください。また、ご来場が難しい方はリモートでのご対応も可能です。お気軽にお問い合わせください。
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