新しい店舗のあり方
-スタッフ主体の店舗オペレーションを実現させるには-

Shopらんチーム 小坂

こんにちは、Shopらんチームの小坂です。

私は前職のアパレル企業に新卒で入社し、4年間ほど店長や本部での仕事を経験してきました。
今シリーズは、そんな私がより良い店舗運営を実現していくためにできることを考えていくコラムです。
ご興味があればこちらもご覧ください。

店舗においてのスタッフはお店の要ですよね。
みなさんの店舗ではスタッフの能力を最大限いかせていますか?
スタッフにもっと活躍してもらって店舗運営を行えば、店長が不在でもよい店舗運営が可能になるのではないでしょうか。

今日はそんなスタッフ主体での店舗運営の実現についてのコラムです。

新しい店舗のあり方とは

チェーンストアにおける店舗運営の方法は時代とともに変わっています。

店長がお店のすべての決定権を持っていた今までの管理型の運営から、現場で働くスタッフに権限を委譲し、スタッフが主体的に考え何事もスピーディーに実行していく運営方法に変わってきています。この方法だと、現場でお客様の一番近くで仕事をしているスタッフのアイデアを吸い上げ、顧客満足にスピーディーにつなげていくことができます。

管理するやり方の方が一見簡単ではありますが、現代の多様化した顧客のニーズにこたえて商売を成功させていくためにもスタッフ主体の店舗運営は必要不可欠になってきています。

ではいったいどのようにスタッフ主体の店舗運営を実現させるのでしょう、今日はそのために今からできるアクションをご紹介します。

店長の視点でスタッフが仕事できるようになるには

店舗においてのすべての業務の最終責任者は店長ですよね。
店長は店舗の店作りから商品の仕入れ、教育までを常に基準を満たして運営しているかをチェックするのが仕事です。
そのため店長のチェックの目線がお店においての最高の基準になるかと思います。
しかし実際に業務を行うのはスタッフなのでスタッフの仕事が終わったら店長が一つ一つチェックしていくことになります。
毎回店長に指示を仰いでいては時間がかかりますし、スタッフ主体の運営を実現することはできません。
スタッフ主体の運営を実現するにはスタッフが店長と同じ基準で業務をチェックできるようになる必要があります。

ではその「店長の基準」をスタッフが身に着けるにはどうしたらいいのか、と思いますよね。
そのために実施することは以下です。

  1. 店舗業務においての「店長の基準」をスタッフに具体的に伝える
  2. 全社情報も全スタッフが同じ情報をインプットする

①店舗業務においての「店長の基準」をスタッフに具体的に伝える

店長と同じ視点を持つためにはとにかく店長が店舗業務に対して○だと判断した状態と、✕だと判断した状態の例を数多く自分の中に蓄積していくことが必要です。
そうすることで、同じ状況や似た状況で○か✕かの判断ができるようになります。
このインプットを増やしていく間で実際に店長がスタッフと会話しながら○か✕の基準をすり合わせていくことも重要です。実際に会話ができないときは写真を使うなどして、より具体的にスタッフに伝えるとよいでしょう。

②全社情報も全スタッフが同じ情報をインプットする

全社情報も、今までは店長だけが確認していた情報などあるかもしれませんが、スタッフにも見てもらえるようにしましょう。
今までは店長に確認する必要があった情報でも、自分でその情報を得ることができればスタッフ自身で判断して行動することができ時間がかかりません。

   

スタッフ主体の店舗運営が実現した先には

みなさんのお店でもスタッフ主体の店舗運営を目指して取り組んでみてはいかがでしょうか。
次回もスタッフ育成のコラムをお届けいたします!

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