こんにちは、Shopらんチームの小坂です。
私は前職のアパレル企業に新卒で入社し、4年間ほど店長や本部での仕事を経験してきました。
今シリーズは、そんな私がより良い店舗運営を実現していくためにできることを考えていくコラムです。
ご興味があればこちらもご覧ください。
前回は「スタッフ主体での店舗運営」をテーマにコラムをお届けしました。
店舗運営をスタッフ主体で行うには、「スタッフ自身がモチベーションを高く持ち仕事に取り組むこと」が大切ですよね。
そのためには、ただスタッフに指示をするだけでなく、スタッフがやる気になるように工夫をして育成に取り組むことが大切です。
本日はスタッフのモチベーションも上げることができ、効率的に育成ができる取り組みについて、
私が店長時代に実際に取り組んでスタッフ育成に効果があったと感じたこともあわせてご紹介します。
店舗におけるスタッフ育成は業務習得を実施し、お客様満足や売上アップにつなげることが目的です。
そのため、実際の業務を行っていく中で、「自分が取り組んだ仕事が実際にどんな結果につながっているのか」や「お客さんのためになっているのか」を実感することで本人のモチベーションにつながります。
そのためにおすすめの取り組みが商品販売コンクールです。
これは店舗内にて各商品の担当者を決めて売上を競うというものです。
たとえば、アパレル店ではボトムス販売コンクールと題して、以下のようなことを実施できます。
イベントとして盛り上げていくためにも店舗内に実績の数値を毎日更新して見えるように掲示するなどして進捗を追いましょう。
販売促進を実施する中で、スタッフはさまざまな業務を習得することができます。
スタッフは売上の数値を見る習慣が身につき、売上について考えるようになります。すると、売上を上げるためにはどうすればいいのか考えて、アイデアが出てくるようになります。
たとえば、「もっと商品を目立つように陳列してみよう」、「VMDで人気商品をアピールしてみよう」などです。
このようなアイデアを店頭で実施してみて、結果を確認して実際に商品が売れたのか売れてないのかで次のアクションを考えていくといったサイクルで業務を習得していきます。
このように販売コンクールという取り組みの中で販売計画のPDCAサイクルをスタッフ自身が回せることができるようになります。
「販売計画をまわす」というと難しそうですが、今回のように1商品だけでやってみることから始めてみるとアルバイトスタッフなどでも実施可能かと思います。
実際に自分の仕事が売上としてかえってくるとスタッフは仕事を楽しいと感じたり、やりがいを感じていくと思います。
店舗としては育成も売上対策も同時に取り組むことができ、一石二鳥ではないでしょうか。
私がいた店舗ではスタッフがゲーム感覚で楽しめるように、上位チームにはお菓子の景品をプレゼントするなどのちょっとしたご褒美も用意しておくことですごく盛り上がりました!
多店舗運営で働くスタッフは他店との関わりなどはあまりありませんよね。そのため、自分のいる店舗の中だけでの仕事になってしまいがちです。
そうなるとどういったことが起きるかというと、店舗スタッフのスキルレベルやモチベーションの低下が起きます。
そんな際に有効なのが、売場コンクールなどの全社企画です。
売場コンクールとは各店が決められた箇所(たとえば店舗においてゴールデンゾーンと呼ばれるような主要商品展開場所)を売上につながるような魅力的な売場として作成し、その写真を全社に共有してよい売場の順位を競うというものです。
目的としては全社で競い合うことで全社の売場作成レベルの向上があります。
また、スタッフの育成にも効果があります。効果としては以下のようなものがあります。
Shopらんには、この売場コンクールを簡単に実施できる「売場ノート」という機能があります。
ここまでいくつかの育成に関するコラムをご紹介してきましたが、育成のシリーズは今回が最終回となります。
次回はまた新しいシリーズの店舗運営コラムをお届けいたします!お楽しみに!
店舗内でチームごとに対象商品を決める。この際スキルの低いスタッフにはスキルの高いスタッフが近くで指導できるように工夫してチーム分けを実施します。
【例】- Aチーム スキニージーンズの販売促進
- Bチーム ボーイフレンドジーンズの販売促進
期間内で、より売上を伸ばすことができたチームの勝ちになります。