こんにちは、Shopらんチームの川野です。
突然ですが皆さん、「レジゴー」って、ご存知ですか?
「レジゴー」とは、イオンリテール株式会社が展開する会計システムの呼称です。買い物時、商品をカゴへ入れるタイミングで、顧客自身が貸出用の専用スマートフォンで商品のバーコードをスキャンし、専用レジで会計する仕組みになっています。商品をスキャンした後は、専用レジで会計を済ませることができるため、レジの待ち時間を大幅に短縮することが期待されています。
今回は、話題の「レジゴー」がイオン広島祇園店に西日本で初めて導入されたということで、早速体験に行ってきました!
まず、お店の入口で、スマートフォンホルダーがついたカートを取ります。そこに貸出用のスマホをセットし、お買い物スタートです!
準備ができたら好きな商品を手に取り、バーコードをスキャン。とても簡単ですし、何より楽しい。
これはお子さんが喜ぶだろうなと思い周りを見ると、やはり、子供連れのお客さんが多く利用しているように感じました。また、店内放送や動画でも、お子さんの買い物体験を訴求してるものが多い印象でした。
最後にお会計ですが、専用のレジコーナーで備え付けのQRコードを読み取ると、購入データが連携されます。バーコードのスキャンは終わっているので、支払いをするだけ。ほとんど時間はかかりませんでした。
ひとことで言うと、「簡単」で「楽しい」という感想ですね!面白くて、ついつい買いすぎてしまいましたが、また買いに行きたいなと思える体験でした。どうやら楽しんだのは私だけではないらしく、調べてみると「レジゴー」利用者の商品購入点数は、他のレジ利用者と比べて15%ほど増加したという結果が出ているようです。
また、レジの待ち時間・利用時間の短縮という点では、ソーシャルディスタンスの確保にも一役買っているなと思いました。レジでのお会計は本当にすぐ終わるので、列に並んだり、バーコードをスキャンしたりする間に密集状態になってしまうことを極力防げそうです。
接客不要のメリットは店舗側にもあります。密接を避けられますし、空いた時間を他の作業に充てることができるようになります。既にある店舗では、労働時間30%削減という結果も出ているようです。なお、イオンリテールによると、有人レジは引き続き残していくそうです。「顧客側に選択肢が用意されている」という点は重要なポイントだなと感じました。
イオンリテールでは上記に加えて、店頭にない商品でも、スマホからネットスーパーに誘導したり、ネットスーパーで買ったものを店頭で受け取ったり(BOPIS)できる仕組みも検討中のようです。