古着トレンド再来!リセールビジネスの加速化

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“Shopらんチーム認定”海外調査員のMayukoです。

#海外のお店レポ」シリーズ、今回のテーマは「リセールビジネス」です。

前回は「アパレル企業の生き残りにサステナビリティが必要な理由」と題し、売れ残りや返品された商品に焦点を当てて、ファッションブランドにおける廃棄物削減の取り組みについてご紹介しました。また、「こんなにも違う!日本と海外の返品事情」では、大量に発生する返品と、返品により激増している廃棄物の問題、それを解決するサービスに着目しました。
このシリーズでは度々、環境に対する消費者の意識の変化と、企業やブランドによる環境保全の取り組みの必要性に注目してきましたが、ファッションブランドによる取り組みは当然それだけではありません。
今回は、「*サーキュラー・エコノミー」のひとつである「中古品販売」について考えたいと思います。

*サーキュラー・エコノミー:廃棄を出さない循環的な経済の仕組み。小売においては中古品販売やレンタル、シェアといったビジネスモデルが該当する。

今再び注目される古着市場

thredUpというアメリカの古着専門のオンラインショップをご存じでしょうか。12月にRetail Diveが発表した「Dive Awards 2019」で、2019年注目のディスラプターとして選ばれました。
ユーザーが新品同然の着なくなった衣類を送ると、thredUpが精査し、商品として写真とともにウェブサイトにアップして販売するというサービスです。現在200万点以上の古着が出品されています。好きなブランドの商品を安く購入できるほか、スタイリストがユーザーの好みに合わせてカスタマイズした「Goody Box」で時間をかけずに10点まとめて購入することもできるそうです。
昨年8月にはアメリカの大手百貨店Macy’sとJ.C.Pennyと提携し、実店舗での販売も開始しました。競合関係にあるはずの古着店が百貨店に出店したということで、業界でも話題になったようです。

disruptor of the year: thredUp

出典
Retail Dive: Disruptor of the Year: ThredUp

近年、アメリカでは若年層を中心に消費者の環境保全に対する関心が高まっています。アパレル産業で排出される廃棄物の問題も注目され、購買行動に現れている影響の一例がこのブランド古着というトレンドなのでしょう。

ファッションブランドの中古・レンタル市場進出

消費者の環境保全への意識が高まっているなか、最近は自社ブランドの古着販売やレンタルサービスをおこなう企業も増えています。
Patagoniaは昨年11月に古着販売専門のポップアップストアをオープンしました。Urban Outfitterも昨年アパレルレンタルのサブスクリプションサービスNuulyと提携し、レンタル市場に進出。レンタル利用者のほとんどが新品も継続して購入しており、さらに購入額が増える利用者もいるそうです。自社商品の古着販売をするにあたっては、商品を一番理解している自社で古着を修繕し再販することで、ブランド視点でクオリティ管理ができるというメリットもあります。

The Rise of the Resale Market

出典
CO: The Rise of the Resale Market

昨年の3月にも「環境先進国スウェーデンに誕生!世界初の〇〇モール」で中古販売についてはご紹介しましたが、その後2019年の間に中古販売市場は勢いを増しています。

Generation Zの消費者を対象におこなわれた調査によると、衣料品を定価で購入する頻度は25〜50%。これは「ショッピングが好き」な回答者の数値ですが、「ショッピングが好きではない」回答者の定価での購入頻度は25%以下になるそうです。ディスカウントされるタイミングを狙って購入する人は、日本でも少なくないのではないでしょうか。
高級ブランドには手が届かないという人でも、古着という形でブランド品を入手しやすくなるビジネスモデル。古着販売は、ブランドへのロイヤルティを強め、エコ意識の高い若年層を惹きつける、ブランドにとっても無視できない領域になっているようです。

過去3年間でアメリカの古着市場はアパレル市場の21倍の速さで成長しており、次の3年間で510億ドルに達するだろうと予測されています。
近年は世界各地のスタートアップ企業が、ファッションのほかにも食料品用容器や電子機器、コーヒーカップ、配送用パッケージなど、さまざまなモノのリユースを実現させています。
アメリカの若年層の約75%が、環境に優しいブランドを好んで利用する時代。古着市場の成長は今後もさらに加速していくのではないでしょうか。

参考
Retail Dive: ‘It’s happening in a big way’: The future of re-commerce in retail
Retail Dive: Gen Z doesn’t want to pay full price for apparel
Retail Dive: Patagonia opens first Worn Wear store
Green Biz: Thrift-store shoppers, hand-me-down wearers and 8 scrappy startups making reuse possible
CNN Business: Neiman Marcus and H&M have a plan to win young shoppers: used clothes and handbags

では、おもしろそうな情報があったらまたお届けします。
See you around:)

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