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クラウドのモヤモヤ

不安そうな女性

こんにちは!
Shopらんの Kaz です。

今回は、クラウド化に付いて考えてみたいと思います。

”Shopらん”も御存知の通りクラウドサービスです。日経BP社の第10回クラウドランキングではベストサービスに連続選出されています。

クラウドという言葉自体段々と浸透してきてはいますよね。
「社内のシステム(オンプレミス型)をクラウド(パブリッククラウド)化したい!」という声はShopらんを提案する現場でもよく聞かれます。

そんな時、導入するにあたって具体的に少し先を考えてみると、 今まで手元にあった、社内の大事なデータ(システム)を、 クラウドという自分の手の届かないようなところに預けるのですから、 不安に駆られるのも仕方ありません。

では、多くの方は、どんな懸念事項を抱いているのでしょうか?

1位 19% セキュリティ対策に関する不安
2位 18% 費用対効果が見えにくい
3位 17% 信頼性に確信が持てない
4位  8% 導入したことがないので漠然と不安
5位  6% アプリの動作保証が不明なので不安

と続きますが、どれも漠然としたものになっていることがわかります。
ですので、効果や課題が明確にさえなれば、導入時の検討も進むのではないでしょうか?

札束イメージ

例えば、40年前から今でも実際に多くの人が利用している、クラウドシステムがあります。 日本全国の 19万か所でお金が引き出せる、ATMです。

自宅に、大金を置くのは心配です。
泥棒に入られて盗まれたら、それは戻ってこないかもしれません。 しかし、銀行に預けたお金が盗まれても、自分の残高が減るわけではありません。 かといって、大掛かりな金庫を用意すると考えるよりも、銀行に預けたほうが… となるのでは?と思います。

それより、北海道で預けたお金が、沖縄で引き出せます。引き出した時には、預けたものとは違うお札で出てきますが、それを問題にしている人はいないと思います。

このように、メリットもデメリットもわかったうえで利用されているのではないでしょうか?
ほかのクラウドも同様、どのようなメリットとデメリットがあるかを十分検討すれば、漠然とした不安が解消され、健全な検討を行うことができるのでは?と考えます。

例えば…

メリット

初期導入時に、大掛かりなハードウェアやインフラを準備する必要がなく、 安価にスタート、もしくは小さくスタートできる。

回線費用やメンテナンス費用も、月額として契約する場合が多いので、 資産管理も不要。

利用中にストレージの増強やCPUの追加などが必要になった場合は、 リソースの増強を基本的にはサービスを止めずに実行できる場合が多く、 システム全体の可用性が上がり、スピードも上がる。

デメリット

ある程度のシステム利用のボリュームが見込まれる場合、 月額費用と比較すると、コストメリットが出ない場合がある。

システムが止まった場合、どの程度影響があり、それが許容範囲内なのか否か、 サービスレベルの設定が場合によっては満たされない場合がある。

などなど、ほかにも検討項目はあると思います。 また、自社ならではのメリット、デメリットもあるかと思います。

次は、上記のメリット、デメリットから、具体的な閾値を導き出します。

例えば…

コスト

資産を「所有」するか、クラウドで「利用」するかを比較します。

・サーバーの購入/維持/管理 と IaaS
・上記+アプリの自社開発 と PaaS
・上記+パッケージ利用 と SaaS

例えば、外出する場合、 たまにしか外出しないのであれば、タクシーを利用し、 結構な頻度で外出するのであれば、自動車を購入したほうが良いかもしれません。 渋滞を気にするのであれば、電車を利用するのが良いかもしれません。 常に同じ先に外出するのであれば、その近くに引っ越しをしたほうが良いかもしれません。

と、何を優先するかで、選択肢は絞られてきます。

サービスレベル

システムが停止した場合の被害の想定と、許容範囲を検討します。

業者ごとに、SLA を提示していることがあります。
(SLA とは、サービス品質保証のことで、どの程度の品質を保証するかを明示したものになります。) よく見られるのは稼働率で、システムがこれだけダウンしませんと明言しているものです。 もしその稼働率を下回ると、ペナルティーとして料金の割引などを受けられる場合もあります。

例えば、「稼働率が、99.95%以上であること。」と明言しているクラウド事業者の場合、

30日 × 24時間 × 60分 × (1 - 99.95%) ≒ 22分

毎月、22分はクラウドサービスを利用できない可能性があるということになり、 クラウド事業者側は、その範囲内であれば何も保障しません。

と、メリットと比較したうえで、許容範囲であるかどうかを検討します。

・メールやホームページは止まってもOK ⇔ ECサイトが止まってはNG
・テスト環境は止まってもOK ⇔ 本番環境は止まってはNG

このように、漠然とした課題を一つずつクリアにしていくことで、 本来検討が必要なことに集中し、ベストな選択となると考えています。

Shopらんも、もちろん SLA を設定していますし、 どのような課題がクリアできて、どのようなメリットがあるかなど、 いつでもお話しできるよう準備しておりますので、興味がある方は、是非ご連絡下さい。

(データ出展:京セラコミュニケーションシステム、日本経済新聞)