こんにちは、堀井です。
今シリーズは「チェーンストアの“店舗力”を高める」をテーマとしています。お客さまの「ニーズ」に自店の「品揃え」を寄せていくために収集する情報として、前回は「外部」と「内部」、「過去」と「未来」という4つの括りで整理を進めてきました。今回はまず「外部」の情報について、深堀りしていきたいと思います。
今年2月、平昌オリンピックの女子カーリングで、日本代表のLS北見のメンバーが「もぐもぐタイム」で口にしたチーズケーキが店頭でも即品切れとなり、メーカーさんも対応に追われたという話がありました。このようにTV番組で取りあげられた商品が大ヒットするような現象は、皆さまよくご存じかと思います。
最近では、SNSなどを通じて個人が世界に向けて情報発信することも可能となり、タレントがブログで紹介したお店や商品にお客さまが殺到したり、人気ブロガーの発信で流行が生まれたりしています。
とはいえ、商品の売れる/売れないは、下図のような要素が複雑に絡み合って決まってきます。
では、上記のような状況や変化をどう捉えていけばよいのでしょうか?
これらを正確に捉えるためには、状況や変化の「可視化」や「数値化」が必要です。しかし、「外部」情報として存在している景気指数や消費統計などはマクロデータであまり活用できません。比較的詳細な情報が得られる天候実績など以外は定性情報も多く、個店の商売にあまり反映できない場合も多いと思います。
次回は、その辺りの話も踏まえて、「内部(社内)」情報に触れていきたいと思います。
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